今日も空が広い

アメリカの片田舎から思いつくままに…

残酷なほどに正直

以前紹介した「Shrinking」というドラマの最終回を見終えて、brutally honest-  残酷なほどに正直、ということを考えています。

 

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まあ、出てくる人出てくる人すべてがとにかく残酷なまでに正直!

セラピストが患者に「お前の彼氏はくそ野郎だから速攻別れたほうがいい」。

妻を失って悲嘆にくれ高校生の娘のケアを全くしない間、ケアしてくれていた隣人に対して「世話やきは感謝してるけど自分の人生探したほうがいい!Get a life!」

 

アメリカ人は、フランクで飾らない、なんでも言い合うと、もしかしたら思われているかもしれませんが、全然そうじゃないんじゃないかと思います。

 

みんな一生懸命ポジティブでナイスな自分を演出している。そして相手に対してもそいういう対応を求めている。

だから日本みたいに「あ、ちょっと太った??」なんて言うもんなら、めちゃめちゃ険悪な仲になる。こんなこと絶対言っちゃいけない。。。

 

だからなんかとても新鮮でした。

あまりにみんな飾らないから。正直すぎるから。

でもそれでもこんなに笑いと涙を誘う心温まるドラマになっているのは、もちろん根底に愛情があるからでもあるのですが、とにかくセリフがウィットと笑いにあふれているから。

もうできすぎーーってくらいに。

 

でもそうなんですよね~

残酷なほどの事実を突きつけるのも、うまいこと笑いの要素を入れられるとすっと受けられたりする。また受けるほうもウィットがあると鋭い切り返しができる。

 

どんなことでもお互い100%正直に言い合える仲。

言っても大丈夫、言われても大丈夫、そんな安心ができる人、一人でもいたら幸せですよね。

 

って、わかっていても、こんなの簡単にはできないですよね。。。

めちゃめちゃスキルが必要。。。

私はやっぱりポジティブでナイスな人を演じ続けよう。。。。