今日も空が広い

アメリカの片田舎から思いつくままに…

生きる道

*3月19日追記あり

 

私も今年WM10周年です。id:kobeni_08さんが書かれた こちらの記事を読んで気づいてしまいました。

  

www.e-aidem.com

 

私もこの10年、子供が病気になったり、それをもらって自分が病気になったり、保育園、小学校のケアをしたり、どちらが出張に行くのか夫と喧嘩したり、いろいろありました。

 

。。。でも、様々なブログを読むと、日本のWMの方々よりは楽だったな、と正直思います。

 

何が違うのかな、と思うと、

 

一つはアメリカで勤務する会社では、男女、子あり子無し、関係なく大抵5時過ぎには会社を出る事。夫も大抵6時には家に帰ってくるので夫が子供を迎えに行く事も当たり前。もちろん忙しい時期、そうではない時期色々ありますが、おそらく皆だいたい週35−50時間平均で働いている。

*ちなみにアメリカは広く振り幅もかなり激しいので、私が住む環境のあたりでは、の話です。

(本当、日本も2:8の法則に則って、労働人口8割位の人の平均労働時間が週40−50時間の勤務になると本当にいろいろ変わるのでは、と思います。)

 

あと、もう一つ違うな、と思うこと。

それは日本では女性がどの選択をしても責められている感じがすること。

女性は何故かどの選択をしても「すみません、すみません」と頭を下げながら自分の道を進まなくちゃいけないような空気。

 

時短で働いているWM → 遅くまで働いている同僚に「すみません、すみません」

バリバリ働いているWM → 家族に「すみません、すみません」

専業主婦 → 働いてなくて「すみません、すみません」

独身、子供なし → 子供いなくて「すみません、すみません」

 

 

どうして女性ばかりこんなにまわりに謝りながら自分の人生すすめないといけないんじゃ!!!!

 

 

でも、こういうのがじわじわと効いてくる。

どの選択をとっても、どうしてもどこか後ろめたさを感じてしまう。でもだからこそ、この選択で良かったと思いたい、そんな複雑な感情。

 

だから友達、同僚、後輩、自分の部下が自分と違う決断をすると、残念な気持ちになる。いやもっというと、何故か傷ついてしまう。

 

こういう感情がこういった形になってしまうのでは、と思います。

 

business.nikkeibp.co.jp

 

 

 

私たちはもっと自由になっていい。

 

もっともっと自分がどうしたいのか、どう生きたいのか貪欲であっていい。

 

 

 

同じ親になるにしても、Kobeniさんが言うように、

 

もしあなたがこれから「親になる」としても、会社で目の前に座っている先輩と、まったく同じ親になる必要はないです。あの人のようにできないと思ったら、その人が掻き分けて作った道の、ちょっと横に脇道みたいなものを作って、そろりそろりと歩いても別に良い。「私は、『ほんとうは』こういう風に生きたい」という気持ちをないがしろにせず、できるだけ心の声に耳を傾ける。夫や上司など、自分の周囲の人に、その気持ちについて粘り強く話す。そうやって、自分が一番心地よいと思う「仕事と育児」のバランス、自分のスタイルをつくっていけば良いのだと思います。 

 

そう、自分のスタイルをそれぞれ作っていけばいい。 

 

 

英語に  unapologetic という言葉があります。

 

直訳すると、反謝罪的。

 

(*3月19日追記:最初は「非謝罪的」と訳していましたが、どちらかと言うと「謝罪的」でいることが強いられる日本では敢えて「反謝罪的」のほうが適しているかもしれないと思い変えました。)

 

つまり「すみません、すみません」という態度の対義語です。

私のイメージでは、人に何を非難されても、自分は自分の道を生きます、という覚悟と自信を感じる言葉です。

 

 

私たちは誰にも謝らなくていい。

 

 

 

また謝らない、というのは感謝しない、というのとは違います。周りの人への配慮は大切だし、サポートしてくれる人への感謝の気持ちはいつもある。

 

私の生きたい道をサポートしてくれてありがとう。

あなたのサポートもいつでもするよ。

どの生き方もアリで、みんな自分が居心地のいいところを模索している。

 

 

こういう社会が私の理想です。

 

最後に、最近私のお気に入りの曲を。

The Greatest ShowmanからThis is Meという曲です。

 

When the sharpest words wanna cut me down
I'm gonna send a flood, gonna drown them out
I am brave, I am bruised
I am who I'm meant to be, this is me
Look out 'cause here I come
And I'm marching on to the beat I drum
I'm not scared to be seen
I make no apologies, this is me

http://oscar.go.com/video/oscars-2018-highlights/keala-settle-performs-this-is-me

 

(3月19日追記:Youtubeのビデオがアクセスできなくなったみたいなのでオスカーのウェッブサイトのビデオに変えました。)