今日も空が広い

アメリカの片田舎から思いつくままに…

昭和の母親像の呪縛(愛をこめて)

またしばらくブログ書くのあいてしまった。

 

で、空いてた時間何をしていたかというとちょっと一時帰国しておりました。

そして久しぶりに高校時代の友達と会食することに。その友達(Aとします)と話していて、家でのリモートワークの話になりました。

 

A:仕事はいまどういう勤務になってるの?

私:まだリモートワークが続いている。実は夫もそうで毎日基本二人で家にいるんだよね。

A:それめんどくさくない?

私:何が?

A:気を使ったり、お昼作ったり。

私:いや全然。私は自分のお昼は作るけど、彼は彼で自分でお昼するし。ミーティングとかも入ってたりするからタイミングも違ったりするし別にそれぞれやればいいんじゃない?

A:そうなんだよね~。でもなかなかそうできないんだよね~。

 

正直驚きました。彼女は帰国子女で、大人になってからもヨーロッパに一時住んでおり、旦那さんもヨーロッパの人。仕事もばりばり働いている。さらに話を聞くと旦那さんも、そんなやならくていいよ~、なんて言ってくれるけど自分の中の「私がやらなくては」という声をどうしても無視できない。

 

なんでだろうね、という話をしていた時にやっぱ母親の影響かも、という話になりました。

 

家はいつも清潔に整っていて、毎食品数多くバランスのいい食事。家事を文句言わず一生懸命家族のために尽くす。それこそ妻であり母親の鏡。

 

そしてそんな母親たちに甘やかされて育った私たち。

。。。っていうか私たち甘やかされすぎたのでは。

。。。っていうかお母さんたち我慢しすぎだったんでは。

 

上沼恵美子さんのこちらのコラム読みました。

bunshun.jp

 

いや確かに~。ひどい夫~。私だって夫源病なる~。

 

なんて思うんですけど同時にそんなに長い期間ずーっと我慢してたってことだよね、と思うんですよね。(特に彼女の場合自分はめちゃくちゃ稼いでいるにもかかわらずずっといい妻として夫に尽くしていた、みたいな思いが行間から伝わってくる。)

そしてたくさんのお母さんや妻たちがなぜか全家事は自分の仕事だと刷り込まれてずーっとずーっと我慢してやっている。何十年も。なんで私ばっかりと思いながら。

夫といると病気の症状が出るくらいじわじわと長い年月をかけて自分の体をむしばんでいく。

 

なんかやるせなくて泣けてくる~。。。。

 

日本人は我慢強すぎる。本当に。(主語が大きすぎてごめんなさい。)

 

もっともっと早い段階に、まだ子供もいなくて夫婦として愛があるうちに、お互い我慢しなくてすむ、気持ちいい関係を結んでいくにはどうしたらいいのか。

子供が生まれたとか転職したとかライフチェンジがあるたびに柔軟に対応できるパートナーとの関係づくりをめざすにはどうしたらいいのか。

 

本当昭和の母親たちは本当に頑張り屋さんだった。

私も母には感謝してしきれない。本当にいろいろな経験をさせてもらった。大事に育ててもらった。本当に本当にありがとう。

(今でも母が生きていたらこんな話もいろいろできるのに。。。涙)

 

でも今は専業主婦より兼業主婦のほうが多い社会。

昭和の母親像に縛られていたら私たちは幸せになれない。

家事なんて家族みんなでやっていけばいい。

家族みんなが気持ちよく暮らしていくためなんだから一人が我慢してやる必要なんてないと思う。たまには力をいれて、たまには力をぬいて、やれる範囲でやっていけばいい。

 

熱があるからご飯作れない~、なんて当然すぎて当たり前だけど、疲れたから作れない~、も 今日作りたいものが思いつかないからだれか作って~、だって全然ありでしょう、と思う。

 

そうしてほかの誰かが作ってくれてそれをみんなでおいしいおいしいって楽しむ食事の場をどんどん作ってあげる。

 

子育てを乗り越えた夫婦がその後も幸せで愛情をもってそれからも一緒に生きていきたいを思える夫婦関係、それを目指したいなあ。