ついについに!!
念願だったミュージカル「ハミルトン」を見てきました。
ミュージカル「ハミルトン」
一時期はニューヨークで一番チケットが取れないミュージカルとして有名で、その当時は再販で一席千ドルは当たり前で取引されていたくらい人気なミュージカルでした。
そしてコロナが始まり劇場やコンサートホールが封鎖され世界中が引きこもり状態になった3年前。そんな中ディズニー+がハミルトン劇場版を映像化して放映。
公開されてすぐ見ましたが、、、素晴らしかった~。
見終わって、すぐにもう一度見たいと思わせる引きの強さ。
「ハミルトン」を簡単に紹介すると、アメリカの10ドル札の顔となっているアレクサンダー・ハミルトンの半生を描いたミュージカルです。
そもそもハミルトンは、カリブ諸国生まれのアメリカ移民(しかも孤児)なのですが、文才と商才を認められジョージ・ワシントンの片腕となりアメリカ合衆国憲法の草稿の作成を手伝ったり連邦準備制度の元を作ったりし、建国の父の一人となった人物です。
そんなお堅いお話がなぜこんな大人気のミュージカルになったのか。
- 音楽
テーマ自体は、ハミルトンが大学にいくためにNY上陸から独立戦争を経て、憲法の批准、連銀の元となる財政案の策定など硬いのですが、すべてがヒップホップやR&B、ラップバトルで語られてとにかくテンポがいい。しかも一回聞いただけでメロディーが離れられないキャッチーさ。作詞も素晴らしく、脚本・作曲・作詞・主演をしているリン マニュエル・ミランダ、本当に天才としか言いようがない。
(日本の物語に置き換えると、幕末時代の物語を坂本龍馬を主人公にラップとヒップホップで語る、といった感じでしょうか。)
- 意表をついたキャスト
そもそもミランダ氏は彼自身がプエルトリコからの移民2世であったこともあり、ハミルトンの伝記を読んでハミルトンが移民であったことに大きく衝撃を受け、非白人でアメリカの歴史の再定義をしようと思い作ったミュージカルのようです。
そのためハミルトンをはじめとしたほとんどのキャストが非白人で、アメリカの学校を出ていれば誰でも知っているような偉人たちのイメージをいい意味でぶち壊している。ちなみに私が見た劇場版ではアジア系の人がジョージ・ワシントンをしていました!
- 女性の観点
独立戦争、建国時の困難など当然ながら男性社会がどうしても話の中心にはあるのですが、しっかりとその時代を支えた女性たちの物語も紡がれている。ハミルトンの妻であるエライザ、またその姉であるアンジェリカが物語でとても重要な部分を担っている。
本当に感動あり、笑いあり、涙ありのあっという間の3時間弱。
あ~また見たい!
そして見終わった後も余韻に浸りたくてつい動画を探してしまう私。
ミュージカルでは一番最初にうたわれる曲です。
あと日本語の訳詞がついたものはないかしら~と思っていたらなんと!日本語の訳詞で歌っている動画がありました!
おー、これは今後日本語に訳されて日本でも上映されるかも??!?
アメリカ建国の熱い思い、日本にも届きますように!