今日も空が広い

アメリカの片田舎から思いつくままに…

育児

最近の育児関連でこのような記事を読みました。

id:suminotiger
育児のストレスのお話の、続きを書いてみました
http://suminotiger.hatenadiary.jp/entry/2013/12/04/125713

育児には積極的なつもりだったが… 妻が家を出た理由
イクメンと呼ばれて
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2700D_X21C13A1000000/

id:houta30
じゃあ、ぼくら夫はどうすりゃいいの? 育児と言うより妻に苦悩する日々。
http://houta.hatenablog.com/entry/2013/11/29/183015

育児って、本当に悩ましいですよね。



以前映画のひとこまも紹介しましたが、アメリカでも育児における夫婦の関係って結構難しい問題です。


(そして育児をしてるとこんなにも一言言いたくなるのはなぜなんでしょう?笑)


一番大変なのは一時期だっていうのはあるけれどそれを乗り越えるのも結構きつい。


でも私は女性ですが、共感してもらえれば満足、、、とは思えず、つい、じゃあどうやったら、夫婦の状況を改善できるか、、、とすぐ考えてしまうたちなので、ちょっと考えてみました。

育児のストレスがたまったら、私だったら。。。
例えばこんなのどうでしょうか。

夫婦ででかける。

うちは、子供が小さいうちから、定期的に夫婦二人で外食する機会を作ってるのですが、これ私達には本当に貴重な時間です。子供がいると(うちは一人だけですけどそれでも!)夫婦で本当に会話できないんですよね。絶対話の途中で子供に割り込まれる。子供が中心になってしまう。


二人で外食しても、結局会話の8割くらいは子供の話なんですけどね。笑

でも、二人で話していると、そうそう、私たちはチームなんだ、と再確認できるし、仕事の状況なども共有できる。お互い戦友みたいにいたわることもできる。


しばらく二人の時間がとれない時期が続くと、なんとな〜く心が離れていく感じがするんですよね。

(両親も近くにいない、ベビーシッターサービスなんて全くないところに住んでいる方もいらっしゃると思います。ならば、友達家族と一ヶ月交代でやる、とかできないでしょうか?っていうか、こういった家族を結ぶアプリとかあったら??!なんちゃって。)


うつになった演技をする。

どうしても協力してくれない夫には少しショック療法が必要かもしれません。
うつになる前にうつになった演技をする、っていうのはどうでしょうか。

だんなが帰ってきたらひたすら泣いてる、とか、夫の前では食べなくなる、とか、映画「リング」の貞子みたいにお迎えする、とか?


リンク先の本当の意味でイクメンになった男性も家を出てしまぐらい思いつめた奥さんをみて「俺が何とかしなくちゃやばい!」と思ったわけで。


これだけ産後うつとかクライシスとかメディアに出ているのですぐ 「やばい!!」と思ってくれるのではないでしょうか。
(これを実行する前に、新聞記事や雑誌などをさりげなく置いておけばさらに効果的かもしれません。)

実は、友達が二人も産後うつになったので、本当にうつになる前に、まだ作戦を立てられるうちに、手を打って欲しい。。。だんな様としても、本当にうつだったら、もっと大変なわけで。。。

また、こうしておけば、だんな様としては、「妻がうつになって、、、」って会社を早く退社しやすいんじゃないでしょうか。会社もそれじゃ大変だね、、、って。

(奥様方としては、うつ扱いされたくない、口実にされたくない、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。私はおそらく、だんなが早く帰ってくれるなら、べつに会社でどんな妻だと思われてもかまわない派です。)


大事なのはだんな様に「おれがいなくちゃやばい!」と思ってもらうということです。だって実際そうなんだから!


(ちなみにいうと、私はうつになった演技はしたことないですけど、結構疲れてる、やばいな、と思うと、無口になり無表情になります。演技なのかどうかは、自分でもよく分からないですけど、私は結構家でもにこにこしてるタイプなので、だんなはすぐ気づきます。自ら意識しているのは、まじもう無理なんだよ!の手前で表現する、我慢しない、まだ余裕があるうちにアピールする、ということです。)

一日何もしないで夫を迎えてみる。


本当に一日妻がなんの育児も家事もしなければ、会社から帰ってきた夫は何をみるのか。


前にこんなジョークを紹介しました。
*注: あくまでもジョークですよ!!

http://d.hatena.ne.jp/motaken/20120605/1338863608

(英語です。趣旨をご説明すると、ある日夫が会社から帰ってくると、子供はパジャマで庭で泥んこで遊んでおり、家の中はぐちゃぐちゃになっており、もしや、妻に何か起きたのでは!とあわてて夫婦の寝室をのぞくと、奥さんはベッドでのんびり本を読んでいる。


夫「何があったんだ!?!」

妻「あなた家に帰ると、私に今日はいったい何をしてたの、って毎日聞くでしょ?」

夫「うん、、、」

妻「今日はそれをしなかっただけ。」



どんなに家がぐちゃぐちゃになったかは、英文を読んでみてください。かなりすごいです。笑)


まあ、さすがに一日子供ほったらかしにしたら問題なので、だんなが帰ってくる前にそういった演出をしてみる、とか?うーん、余計に夫婦仲がこじれてしまうでしょうか。。。

ただ、こういう話をすると、育児というのは大きな負担でお互いに押し付け合うもの、みたいに読めてしまい、(それもまたひとつの側面ではあるのですが) それだけではないんですよね。育児がもたらす幸せや達成感も当然あるわけで。


子育てをプロジェクトとしてみると、やはりフルコミットしてこそ感じられる達成感というものがあると思うんですよ。

仕事でも同じで、本当の充実感、達成感のあるプロジェクトというのは、自分が主要メンバーであり、自分たちでいろいろ決断して進めたプロジェクトで、その過程では大変な苦労もあったけど成し遂げたからこそ感じるんですよね。バックアップ要員で主要メンバーが病気のときだバトンタッチしてたのではその達成感は得られない。


母親のために育児に関わって欲しいのではなく、自分のために関わって欲しいなあ、と思います。子供は母だけでなく父親の宝物にもなるので。

(もうひとつ思うのは、家事・育児のメインは妻が担っているけど、子供に何かあれば父親である自分にも責任があるである、父親である自分が何とかしなくてはならない、という認識を持っている人は、精神的なコミットをしていると思うので、これもありだと思っています。)


私は日本ではもう少し父親と子供の結びつきが強い家庭が増えたらいいなあ、と願っています。いや、すでに友達夫婦とか見ていると、私の親世代よりは俄然強くなってますけどね。いい傾向だと思います。