今日も空が広い

アメリカの片田舎から思いつくままに…

育児

最近の育児関連でこのような記事を読みました。

id:suminotiger
育児のストレスのお話の、続きを書いてみました
http://suminotiger.hatenadiary.jp/entry/2013/12/04/125713

育児には積極的なつもりだったが… 妻が家を出た理由
イクメンと呼ばれて
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2700D_X21C13A1000000/

id:houta30
じゃあ、ぼくら夫はどうすりゃいいの? 育児と言うより妻に苦悩する日々。
http://houta.hatenablog.com/entry/2013/11/29/183015

育児って、本当に悩ましいですよね。



以前映画のひとこまも紹介しましたが、アメリカでも育児における夫婦の関係って結構難しい問題です。


(そして育児をしてるとこんなにも一言言いたくなるのはなぜなんでしょう?笑)


一番大変なのは一時期だっていうのはあるけれどそれを乗り越えるのも結構きつい。


でも私は女性ですが、共感してもらえれば満足、、、とは思えず、つい、じゃあどうやったら、夫婦の状況を改善できるか、、、とすぐ考えてしまうたちなので、ちょっと考えてみました。

育児のストレスがたまったら、私だったら。。。
例えばこんなのどうでしょうか。

夫婦ででかける。

うちは、子供が小さいうちから、定期的に夫婦二人で外食する機会を作ってるのですが、これ私達には本当に貴重な時間です。子供がいると(うちは一人だけですけどそれでも!)夫婦で本当に会話できないんですよね。絶対話の途中で子供に割り込まれる。子供が中心になってしまう。


二人で外食しても、結局会話の8割くらいは子供の話なんですけどね。笑

でも、二人で話していると、そうそう、私たちはチームなんだ、と再確認できるし、仕事の状況なども共有できる。お互い戦友みたいにいたわることもできる。


しばらく二人の時間がとれない時期が続くと、なんとな〜く心が離れていく感じがするんですよね。

(両親も近くにいない、ベビーシッターサービスなんて全くないところに住んでいる方もいらっしゃると思います。ならば、友達家族と一ヶ月交代でやる、とかできないでしょうか?っていうか、こういった家族を結ぶアプリとかあったら??!なんちゃって。)


うつになった演技をする。

どうしても協力してくれない夫には少しショック療法が必要かもしれません。
うつになる前にうつになった演技をする、っていうのはどうでしょうか。

だんなが帰ってきたらひたすら泣いてる、とか、夫の前では食べなくなる、とか、映画「リング」の貞子みたいにお迎えする、とか?


リンク先の本当の意味でイクメンになった男性も家を出てしまぐらい思いつめた奥さんをみて「俺が何とかしなくちゃやばい!」と思ったわけで。


これだけ産後うつとかクライシスとかメディアに出ているのですぐ 「やばい!!」と思ってくれるのではないでしょうか。
(これを実行する前に、新聞記事や雑誌などをさりげなく置いておけばさらに効果的かもしれません。)

実は、友達が二人も産後うつになったので、本当にうつになる前に、まだ作戦を立てられるうちに、手を打って欲しい。。。だんな様としても、本当にうつだったら、もっと大変なわけで。。。

また、こうしておけば、だんな様としては、「妻がうつになって、、、」って会社を早く退社しやすいんじゃないでしょうか。会社もそれじゃ大変だね、、、って。

(奥様方としては、うつ扱いされたくない、口実にされたくない、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。私はおそらく、だんなが早く帰ってくれるなら、べつに会社でどんな妻だと思われてもかまわない派です。)


大事なのはだんな様に「おれがいなくちゃやばい!」と思ってもらうということです。だって実際そうなんだから!


(ちなみにいうと、私はうつになった演技はしたことないですけど、結構疲れてる、やばいな、と思うと、無口になり無表情になります。演技なのかどうかは、自分でもよく分からないですけど、私は結構家でもにこにこしてるタイプなので、だんなはすぐ気づきます。自ら意識しているのは、まじもう無理なんだよ!の手前で表現する、我慢しない、まだ余裕があるうちにアピールする、ということです。)

一日何もしないで夫を迎えてみる。


本当に一日妻がなんの育児も家事もしなければ、会社から帰ってきた夫は何をみるのか。


前にこんなジョークを紹介しました。
*注: あくまでもジョークですよ!!

http://d.hatena.ne.jp/motaken/20120605/1338863608

(英語です。趣旨をご説明すると、ある日夫が会社から帰ってくると、子供はパジャマで庭で泥んこで遊んでおり、家の中はぐちゃぐちゃになっており、もしや、妻に何か起きたのでは!とあわてて夫婦の寝室をのぞくと、奥さんはベッドでのんびり本を読んでいる。


夫「何があったんだ!?!」

妻「あなた家に帰ると、私に今日はいったい何をしてたの、って毎日聞くでしょ?」

夫「うん、、、」

妻「今日はそれをしなかっただけ。」



どんなに家がぐちゃぐちゃになったかは、英文を読んでみてください。かなりすごいです。笑)


まあ、さすがに一日子供ほったらかしにしたら問題なので、だんなが帰ってくる前にそういった演出をしてみる、とか?うーん、余計に夫婦仲がこじれてしまうでしょうか。。。

ただ、こういう話をすると、育児というのは大きな負担でお互いに押し付け合うもの、みたいに読めてしまい、(それもまたひとつの側面ではあるのですが) それだけではないんですよね。育児がもたらす幸せや達成感も当然あるわけで。


子育てをプロジェクトとしてみると、やはりフルコミットしてこそ感じられる達成感というものがあると思うんですよ。

仕事でも同じで、本当の充実感、達成感のあるプロジェクトというのは、自分が主要メンバーであり、自分たちでいろいろ決断して進めたプロジェクトで、その過程では大変な苦労もあったけど成し遂げたからこそ感じるんですよね。バックアップ要員で主要メンバーが病気のときだバトンタッチしてたのではその達成感は得られない。


母親のために育児に関わって欲しいのではなく、自分のために関わって欲しいなあ、と思います。子供は母だけでなく父親の宝物にもなるので。

(もうひとつ思うのは、家事・育児のメインは妻が担っているけど、子供に何かあれば父親である自分にも責任があるである、父親である自分が何とかしなくてはならない、という認識を持っている人は、精神的なコミットをしていると思うので、これもありだと思っています。)


私は日本ではもう少し父親と子供の結びつきが強い家庭が増えたらいいなあ、と願っています。いや、すでに友達夫婦とか見ていると、私の親世代よりは俄然強くなってますけどね。いい傾向だと思います。

ラヂオ

私は車の通勤なのでよくラジオを聴くのですが、よく聞くチャンネルはNational Public Radio(NPR)です。ニュースはほぼ80%くらいここから入手してます。

www.npr.org

でこのNPR、私がいる地域だと金曜日のちょうど朝会社に着くか、ぐらいのところでやっているのが、Story Corps (ストーリーコア)という番組なんですよね。


こちらは、全米を旅して人々のストーリーを録音してアーカイブするというNPOで、秀逸なものはラジオのセグメントとして流れるんですよ。一人だったりもあるけれど、たいてい二人で話していることが多く、インタビューっぽく進むのが多いです。夫婦だったり、親子だったり、他人だけどとても特別な関係だったり。


http://storycorps.org/


。。。これが、、、、泣けるのよ!

重い病気を克服した話とか、DVサバイバー同士助け合う二人の話とか、貧しい家族の話とか、重い話が多いのですが、録音の仕方がいいのかどの声もとても質感があって小さい部屋ですぐ隣で話しかけられているように聞こえるんですよね。車できいていると特に。声に二人の信頼関係が染み出てくる。


(英語のリスニングにもよいかも?
なまりやクセがあるので聞きづらい人もいるかもしれませんが、話し言葉なのであまり難しい言葉は使ってないんじゃないかな。)


こちらはラジオで流すセグメントよりさらに短くしたバージョンで聞きやすいかも。


http://storycorps.org/listen/?show=popular


"I refuse to let us fall."
刺青を消す仕事をしており、自らもDVサバイバーであるDawn Maestasさんの言葉

本当に好きな番組なんですが、唯一問題なのは、目をはらし鼻水たらしながらオフィスに行く羽目になることなんですよね。やる時間変えてくれないかな。。。。

ちなみに他に好きなラジオ番組は、こんなのもあります。
どちらもよいですよ〜

This American Life
http://www.thisamericanlife.org/

Radio Lab
http://www.radiolab.org/

父親の自覚

こちらのブログ読みました。

http://sclo.hatenablog.com/entry/2013/10/29/210023

確かに!男性は、妊娠という準備期間がない上、自分の子供であるという確信が完全にはもてないことを思うと父親の自覚を持つことに時間がかかる人も当然いるでしょうね。


で、ウチはどうだったかな〜と思うと、、、、
私、だんなが父親でなかったころを知らないんですよね。

出会った時から父親だった。

だんなには前妻との間に二人子供がいて、離婚して2年くらいしたあとに私と出会ったから、初めて会った時からすでに父親だったんですよね。アメリカでよくある離婚した家庭のように、子供たちは母親と父親の家をいったりきたりしていた。で、私は子供たちと接している父親としての彼も大好きで結婚したんですよね。

だから父親じゃない彼を知らない。


私との子供が生まれたときは、産後数週間くらいはだっこして寝かしたり、オムツ替えたり、おくるみに包んだりするの*↓はだんなのほうが全然上手だったんですよね。経験者だからね。本当に助かった。

*日本ではやらないかな? アメリカではswaddleっていって布でぎゅっとくるんであげると赤ちゃんが落ち着いてよく寝るといわれてて何かとくるんでました。


じゃあ、いつごろ父親の自覚って出てきたのかな、と思って彼をインタビューしてみました。

私「だんなは、赤ちゃんのお世話から何でもやってたよね。でも男性は妊娠もしないし、父親の自覚っていつからあったの? When do Dads become Dads?」

彼「え、っていうか、元奥さんがすごい怖かったら、やらないという選択肢はなかったよ。やって当然という空気というか。だからはじめからやるもんだと思ってた。」

終了。。。。


そうでした。アメリカ人女性はとにかく主張が激しい。日本人女性からみると本当にそう思う。やってもらったらうれしい、じゃなくて、やって当然でしょ、なのよね。
(ちなみに彼女は専業主婦でした。でもそんなの関係ないですよね、アメリカだと。)


だから、今のアメリカ人男性は、子育て経験持っている人が多いし、だからこそ子育てって思っている何倍も大変っていうことを知っている人が多い。おそらく大半の人が仕事より大変、っていうと思う。(妊娠中、“raising kids is the toughest job you’ll ever love”なんて言われた。)

日本に何が足りないのかな、と思ったとき、今の子育て世代が子供のころの父親の存在じゃないかな、とチラッとおもった。
私の父も仕事が忙しくてほとんど家にいなかった。とくに幼児期。あまりにすごす時間が少ないのでたまに母が美容院に行く間父が見てたりすると、ずっと泣いていたらしい。。。

自分の父親の存在が薄いから、自分もどのような父親になったらいいのか分からない。

アメリカにおける父親の存在感をみると、本当にもったいない!!って思います。
父親が自分の息子、娘を、うれしそうに紹介する顔って大好きなので。
なんか母親とは違う。どこが、とはいえないけど。
でもそこに凝縮される感情は、一緒にすごした時間やその濃さなんだと思います。

いろいろブログとか読むと、昔よりもイクメンやいろいろな家族の形が増えているようで本当にうれしいです。でも炎上しちゃったり。。。これとか。


母親にも「もう無理!」と声を上げて投げ出す権利がある
http://yorikanekeiichi.com/have-the-right-to-escape-to-the-mother-5102.html

かなりたたかれているようです。
。。。でも私はこの記事に結構共感したんですよね。
私がこの奥さんみたいなことをしたことがあるからでしょうか。

子育てしていると誰でもウキー!!!っと頭に血がのぼり、視野が五円玉の穴くらいになって怒鳴り散らさずにはいられない時ってあるんですよね。っていうか私にはあります。〔一般化してすみません。)その後お酒飲んで落ち着かせるっていうのもよくわかります。


こういうのって、私の中では台風みたいなもので、過ぎると冷静になって、ああ、やってしもうた、ごめんよ、と言うし、おそらくフォローしてくれる親がもう一人いるからこういうことができるんだな、いつもありがとう、って思っています。また、もちろんだんなのほうが荒れる事だってあるし、お互い様だよね、一緒にがんばろう、って思っています。

で、、、いろいろな批判コメントをみると、うーん、みなさん厳しいですね。


確かに私も、子供への愛情は感じるけど奥さんに対する愛情はちょっとうすく感じたので、今後はもう少しそこら辺表現に気をつけて書いたほうがよいんじゃないかな、とは思いましたけど、男性がこういう記事をかくって、本当に画期的じゃないですか?
いままでは、母親は歯を食いしばってもがんばるべき論ばかりだたったので。

二人親でやってたって、ウキー!!とくるときがあるのに、一人で全部やっている人は本当にすごいと思う。っていうか、二人でやってるのにウキーとかなる私がもしかしておかしい?(ごめんなさい。。。心が狭くて。。。)


ともあれ、男性が積極的に子育てに参加していくのは、どういう形であれ、私は応援したいな。
たとえそれが普段女性が担っているものと比べて低いレベルだったとしても。

映画 Gravity (邦題 ゼログラビティー) 見た!

先週話題の映画 Gravityを見てきた。

http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/

いい。すごくいい。
もう一度みたい。

見終わってすぐにそう思った。


主演のサンドラブロックがとても評価されているようだけど、それもわかる。
息を呑むようなシーンが次々と展開されるのだけど、つい笑ってしまう彼女のコミックリリーフとか、科学者でさめてるけどあついところか、重いけど軽い、みたいな部分は、彼女の演技の功績だと思う。



画面いっぱいに映る地球は本当に美しい。



あと、原題が「重力」なのに対して邦題が「無重力」というのもおもしろいな。
でもGravityのほうが味のあるタイトルだと思う。

Gravityとは、もちろん重力という意味もあるが、ことの重大さ、という意味もあるから。たとえば、

Do you understand the gravity of the situation?
事の重大さをわかってる?

みたいな感じに使われる。


ぜひ大画面で見たい映画だ。

私が提案するアハハ少子化対策案

ここのところ、いろいろ槍玉に挙げられている少子化対策案。育児休暇3年とか女性手帳とか。
なぜこの二つ?本当に?


と思ったので調べてみると。。。


http://www8.cao.go.jp/shoushi/taskforce/k_1/pdf/gijigaiyou.pdf

え、議事録あまりにまとめすぎじゃないですか??
2時間以上会議してこれ?!?
話された内容が、手帳と、産後ケアと、地域自治体の財政支援って。



―――っていうのはおいといて。
(まだ1回目と2回目の議事録はここまでひどくないんですが。女性手帳でたたかれちゃったからこんなになってしまったのかしら。)


参加者を見ると結構たくさん女性が参加してるんですよね。
しかもミスインターナショナルに選ばれた女性が!ってもう少し調べてみたら、彼女自身はこんな提案しています。


http://www8.cao.go.jp/shoushi/taskforce/k_2/pdf/s4.pdf
http://www.huffingtonpost.jp/2013/05/13/story_n_3264583.html?utm_hp_ref=japan

―――こっちのほうが全然いいじゃん!

いっそのこと、いろいろな案を30くらいの政策にまとめて、ネット上で投票してみたらよいのではないでしょうか。その結果も、年齢、性別、既婚未婚みたいな属性とともに公表した上で最終的な政策をきめる、とか。結局のところ、国民がこれだったら産んでもいいと思わないと出生率は上がらないわけで。。。


ちなみに、私が提案するアハハ少子化対策はこちらです。

  • 公立小中高に年一回のダンスパーティーを導入→ 好きな人を誘う機会を子供のうちから!
  • 風俗業の規制強化&消費税50%くらいにする→ 効果は、、、あえて言わない!
  • 残業の規制、残業代がきちんと支払われていないと集団訴訟を起こせるようにする→ 仕事以外の時間を増やす!
  • 離婚をしやすくする→ 不倫を減らす!2度目、3度目の結婚をしやすくする!
  • 育児ケアを介護ケアと同じように、必要度合いによってサービス提供→ 養育費ももらえず、親・親戚の助けもない貧困層のシングルペアレント家族は即、要育児5!
  • 国を挙げてカトリックを布教 → 避妊・中絶は神の掟に背きます!

っていうか、よく考えると育児休暇3年って本当に実現できたら実はすばらしい案なんですけどね。

女性として就職が不利にならず、申請すれば誰でも取れて、休暇中も一定の所得がもらえ(まあ、全額は無理としても3割とか5割とか)、かならず復帰できたらね。会社に「お願いだからやってね」、っていったってやってくれないと思うので、ペナルティーまたはインセンティブを課す。もっと早く復帰したい人は復帰すればいいし、男性も女性も選択肢が増えるのは決して悪くない。

本気で実現したら世界の先を行くいい安かもしれない。

what goes around comes around…

ネットで明らかに相手を傷つけるようなコメント、人をバカにするコメントを読むたびに、この人はもしかして普段同じように人から傷つけられ、バカにされているんではないか、と想像してしまいます。しかもネットという漠然としたものからでなく、身近な人、例えば親、子供、友達、配偶者、上司、教師、彼・彼女などから。

人に対して敬意が払えないのは、おそらく自分も人から敬意をもって接してもらっていないからじゃないかな。

だから腹が立つ、というよりは、胸が痛む。

そういう人間関係が、そういう言語環境が、蔓延しているのかもしれない。

私は間違いを指摘されるのは全然問題ないけど、バカにされるのは嫌いです。(まあ、たいていの人はそうだと思いますけど。)だから人からされたくないことは自分でもしない、ということをルールにやってきたいな、と思ってます。



でも馬鹿にしたり見下したりすることの本当の危険性ってめぐりまわって自分がその立場に陥った時の恐怖ではないでしょうか。昔見下していた人にいつのまにか自分がなってしまったときの恐怖、みたいな。


林真理子さんはこういった人物の描写本当に上手だな、と思います。
下流社会」とか。


息子が引きこもりになり大学にも行かない、そういった状況になって感じる恐怖は、子供のころウチは違うと思っていた貧困家庭に息子がなるかもしれないという恐怖。

仕事も育児も必死でこなしている女性をみて「自分にはとても無理」と感じた娘は、だんなが欝になって仕事をやめさせられると、子供を抱えて実家に戻るという選択肢しかない。


もっともっと選択肢はいろいろあるのに、自分の呪縛にとらわれてしまう。


だれだって解雇されたり、貧乏になったり、病気になったり、障害者になったり、未亡人になる可能性はある。
柔軟に対応できるように、今から心の柔軟性を鍛えておこうっと。

あなたも火星にフロンティア?!? 片道切符ですけど

このニュースをみてぶったまげた。


http://www.cnn.com/2013/04/22/world/mars-one-way-ticket/index.html
CNN:A One Way Ticket to Mars- Apply Now

http://www.cbc.ca/news/technology/story/2013/04/23/technology-mars-one-applications.html
CBC News: 1-Way Mars trip starts accepting astronaut applications

なんと。

Mars Oneというオランダ系の非営利団体が2022年に火星にコロニーを作るプロジェクトをたて、宇宙飛行士を募集し始めた。しかも片道切符。


ニュースによると、今ある技術で火星まではいけるらしい。(Curiosityも無事着いたしね。)ただ今の技術では火星から地球に帰ってくる技術はないので、どうしても片道切符となる。

2015年から現地で生活するための設備等を送り、2022年には人を送る予定らしい。そして地球から火星までは7−8ヶ月くらいかかるらしい。


18歳以上であれば世界中だれでも応募できる。
申し込み費用は国によって違うようだが、USでは$38となってる。


最終的に選ばれた40人は7年間のトレーニングに入るため、現在宇宙飛行士としての資格や知識、いや、それどころか学歴なんかも不問らしい。それよりも大事にしているのは、グループとしてうまくやっていけるか、いろいろ起きるであろう問題に対しての解決能力などを重視しているらしい。


応募するには、これらが必要みたい。

  • 申し込み費用
  • 自己紹介
  • なぜ応募しているかという手紙
  • なぜ自分が選ばれるべきかを訴える1分ビデオ (このビデオはネットで閲覧可能)

締め切りは8月31日。

応募や採用プロセス、トレーニングプロセスから火星到着まですべてリアリティーショーなどを通してメディアに提供されるようで、現在$6Billion予算の大半は、メディア関連からの資金調達によるものらしい。(一部、準備中に開発される技術による資金調達もあるようだけど。)

ーーーだとしたら、GDP3位の日本人が選ばれることもありじゃない?
やはり自国民がいくっていったらメディアがほっとかないでしょ!
アメリカ人はもちろん含まれると思うけど、メディアへのエクスポージャーを考えるとなるだけ多国籍チームを作ると思う。
チャンスじゃない??!?



(なんていいつつ、私はちょっと。。。。ほら、子供がいるし。。。。「お母さん、火星に行った」なんて絵本か何かですよね。。。)


すごい。
選ばれたらグローバル人材どころか、ユニバーサル人材!! 



(CNNのニュースによると、これは本気なのかどうか、実現可能なのかを確認するため、技術提供をすることになっており、NASAのCuriosityのプロジェクトにも参加していた会社数社をあたっているようです。社名入りでは発言をもらえなかったようですがある会社の広報から、現在様々な会社が宇宙に関するプロジェクト立ち上げているが、Mars Oneの計画は「無視できないと思う(I don't think they deserve to be dismissed)」というコメントを入手したようです。)

the most delightful people you will ever meet in your life

いろいろなブログやニュースを見ていて思うのは、ついつい、子育て関連にひかれてしまうこと。やっぱり私にとっては一番プライオリティが高いんだな。

で、またまた子育て関連なんですが、私のすごく好きな映画、「Lost in Translation」からの一こま。なぜか突然思い出して。ここで語られる言葉、最初に聞いたのは、結婚前、出産前だったのですが、何故かすごく響いたのを覚えています。


*簡単に映画「ロスト・イン・トランスレーション」をご紹介すると、ソフィア・コッポラが監督した映画で、ちょっと落ちぶれたハリウッド中年スター、ボブ(ビル・ムーリー)がCM撮影のために滞在した東京で、時差ぼけで同じく眠れない夜をすごしているシャーロットと一時心を交わす、という映画です。

Charlotte: I'm stuck. Does it get easier.

Bob: No. Yes. It gets easier.

Charlotte: Oh yeah? Look at you.

Bob: Thanks. The more you know who you are, and what you want, the less you let things upset you.

Charlotte: Yeah. I just don't know what I'm supposed to be, you know. I tried being a writer, but I hate what I write. I tried taking pictures, but they were so mediocre. You know, every girl goes through a photography phase. You know, horses... taking dumb pictures of your feet.

Bob: You'll figure that out. I'm not worried about you. Keep writing.

Charlotte: But I'm so mean.

Bob: Mean's okay.

Charlotte: Yeah? What about marriage, does that get easier?

Bob: That's hard. We used to have a lot of fun. Lydia would come with me when I made the movies, and we would laugh about it all. Now she doesn't want to leave the kids, and she doesn't need me to be there. The kids miss me, but they're fine. It gets a whole lot more complicated when you have kids.

Charlotte: It's scary.

Bob: The most terrifying day of your life is the day the first one is born.

Charlotte: Nobody ever tells you that.

Bob: Your life, as you know it... is gone, never to return. But they learn how to walk, and they learn how to talk and you want to be with them. And they turn out to be the most delightful people you will ever meet in your life.



From Wikiquote
http://en.wikiquote.org/wiki/Lost_in_Translation


the most delightful people you will ever meet in your life


なんか、この”delightful”という言葉のチョイスがぐぐーーっとくる。
明かりをつけるみたいなイメージ。


本当にそうだな。
これからもがんばろう。

「母がしんどい」を読んで

どひゃー。
こんな強烈な人間がいるのか。
会ったことも見たこともない。

    と、思ったら、、、

アマゾンのレビュー見たらいるわいるわ。
「私の母親かと思った」という感想を持つ人々が。

ある意味、映画「ブラックスワン」のお母さんより怖いかも。
意味不明だから。
行動原理が。

こういう人と毎日暮らす、、、想像しただけで、涙がでる。





ではなぜ私がこの本を読んだかというと、私の母が母娘問題で悩んでいるからです。
私は祖母と一緒に暮らしたことがないので、母とは具体的にどのような関係だったかはよく分からないのですが、60超えた今も母は悩み続けています。
私からすると、もう会わないほうがよいのではないかと思うけれども、母としてはそう冷たくできないようで、すごいジレンマを抱えている。

もう嫌なのに嫌って言えない。


私にとって分かるのは、母にとって祖母が反面教師だったということ。

例えば、

母は、兄と弟にはさまれて、女一人だったので、勉強はできても高校までしか行かせてもらえなかった。(叔父二人は大学を出ています。)そのため母は、

  • 娘二人(私と妹)にはよい教育をさせたいという思いから高校から私立。
  • 兄と弟に差別されていたから、娘二人は決して差別せず、まったく同じように機会を与えた。
  • 祖母は仕事をしていたため、家事をいろいろさせられていたから、娘二人には家事はまったくさせなかった。
  • とにかくいろいろ習い事をさせた。(ピアノ、習字教室、お絵かき教室、などなど)

(まあこれくらい、その時代では当たり前だったかもしれませんが。)

母はとにかく早く嫁に行って家から出たかったようです。


思い返すと、確かに母も、数年に一回くらいのペースで、ものすごくヒステリーに怒り散らす、というようなことがあった記憶があります。そしてしばらくして落ち着いたあと、かなり反省して、怒鳴った私か妹に謝る、というようなことをしてました。


でも私の母は毒親でではないです。
私と妹に心から幸せになって欲しいというメッセージはしっかり受け取っている。
何より、大事な決断の時(私の場合は高校の選択と結婚相手でした)でたとえ最初反対していても、最終的には私の意志を受け入れ尊重してくれました。
本当に感謝しています。


私にも今子供がいますが、母がいっぱいの愛情をもって育ててくれたように、同じように育てたい、と思っています。


毒親をもつ女性が、母親になると自分も同じ事をしてしまうのではないかと苦しむ方も多いようです。もしかしたら私の母も苦しんでいたのかもしれません。

その苦しさは、毒を子供に移させまいとしてもがく苦しみかもしれません。
でもそのおかげで、私はその毒を全く受け取らなかったし、本当に感謝しています。

お母さん、ありがとう。