こちらの方の#me tooの話も読みました。
本当に世の中とんでもない人間、たくさんいるな、と思います。
っていうか、セックスするためにこんな凝った詐欺って、どれだけ人間的な魅力がないってことなんでしょうか。そんなことして自分の自尊心は高まるのでしょうか。
はあああ〜。
こんな行為、オレオレ詐欺と同様犯罪じゃないかなと思うので、本当に自分を責めないでほしいな、と思います。
でも正直私が読んでいて一番悪質だなあと思ったのは、石川さんのマネージャーです。
嫌だと言っているのに無視されどんどんエスカレートしていく。
なんかおかしいと思いつつ、でもこれが自分に必要なのだと自分に言い聞かせ、全力のスマイルで仕事をこなしながら何故か元気をなくしていく石川さん。
。。。。でもそれはすべて呪いです。
そして呪いからは早く逃げたほうがいい。
作家の田口ランディーさんによると、
呪いというのは、口という字が入っているとおり、口で行う。もともと呪いとは相手を縛ってがんじがらめにして生気を奪い取ることなのだそうだ。いかにもおどろおどろしいが、こんなことは誰でもやっている。特に、男と女の間、親と子の間でよく見かける。
そのような密なあるいは蜜な関係になってこそ、人は他者を呪うことができるほどに他者を憎しみ愛するということなのだろう。
呪いの特徴は、まず「意味不明の反復」に始まる。
呪いの言葉というのは明瞭ではおかしい。相手を縛るためにはまず不明瞭であることが重要なのだ。よって人は呪いをかけるために、不明瞭な反復を行う。理解不能だ。
なぜなら呪いは理解を嫌うからだ。理解されては呪いにならない。
「あなたのためだけを思ってるのよ。」「なにが気に入らないのかはっきり言ってよ」「おまえ俺をなめてんのか」「お願いだから私のこともわかって」「俺はお前のことだけを思ってやってるんだ」などは典型的な意味不明の呪いの言葉だ。この言葉を繰り返されても、相手は答えることができない。相手の答えを封印しつつ、答えられない質問を繰り返すことで相手に呪いをかけているのだ。呪いの言葉をかけられた相手は沈黙するしかない。答えは最初から封印されているのだ。
相手に問い詰められて何も言えなくなる。その瞬間、すでに呪いが始まっている。
そもそも、呪いの目的は相手を遠ざけるためではなく、相手を縛るためなので、呪いを操るものは必ず相手のそばにいる。呪いをかけている人は、相手を縛りながら自らをも縛るのだ。人を呪えば穴2つ、と言う通り、呪いは相互的なものである。しかし呪いを唱え続ければ、相手はいつしか生気をなくして、ひどいときは死んでしまうので、相手が死んだ時点で呪いをかけた者は自由になる。
「根をもつこと、翼をもつこと」(新潮文庫社)
「お前のために言ってやってるんだ。」
「こんなこともできず、本当にやる気があるのか。」
「俺の女なのになんの不服があるんだ。」
こんな問を何度も何度も投げかけられその度絶句しながらどこか自分の身が削られるを感じられたら
それは呪いです。
あなたは呪いをかけられている。
生気をすべて吸い取られる前に逃げたほうがいい。
対等な関係だったら、「え、何言ってるの?」と言い返すことができる。
でも上下関係があるから、絶句し、縛られ、疲弊していく。
解決策は、一つだけ。
とにかく離れる。物理的にも精神的にも。
田口ランディーさんのいうよう呪いをかけている人の目的は縛ること。
相手は巧妙に自分から離れたらどんなにひどいことになるか何度も何度も伝えることでしょう。
一切無視です。
相手はあなたを縛りたいだけ。
そしてそれは愛じゃない。
呪縛から一日でも早く抜けられますように。