何かとても今更感があるのですが、電通の新入社員の女性が過労死した件とアメリカでの大統領選で最近話題になっているトランプの女性蔑視の話がリンクして、書かずにはいられなくなりました。
こちらの方の記事を読んでから余計に。
「女子力ない」
「ブス」
「おばさん」
「子豚ちゃん」(←これトランプね)
「俺のいうことを聞いてればいいんだよ」
こんな物言いがまだまだはびこってる。
、、、、でも、いつの間にか諦めちゃってる。
ああ、またか〜。
男性ってまだまだこんな考えの人が多いんだな、と。
しょうがないな。。。。
なんて、思ってしまっていたけど、やっぱりそれじゃだめだ!と思いました。ミシェル・オバマのスピーチを聞いて。
The shameful comments about our bodies. The disrespect of our ambitions and intellect. The belief that you can do anything you want to a woman.
It is cruel. It's frightening. And the truth is, it hurts. It hurts.
そう、痛い。痛いんだよ。
こんな言われ方、扱われ方をすると。
別にこんなことを言われても再起不能になるほど打撃を受けるわけじゃない。些細な事だ。もしかしたら愛情からの「いじり」かもしれない。
でも、それでも、小さい傷が心に刻まれる。
「お前老けたな〜」
って言われて心に小さな切り傷。
「おばさんになったからね〜」
って笑いながら返して自分にまた小さな切り傷。
どれも致命傷じゃない。
全然大したことない。
でも確実についてる、無数の切り傷。
よ〜く目を凝らさないと見えないくらいに小さい切り傷。
でもたとえ一つ一つは小さくても数あればじわじわきいてくる。
特に睡眠がまともに取れなくて体が疲れきっていれば。
仕事がいっぱいいっぱいで、頭がパンク寸前だったら。
「もう生きててもいいことないかも。。。」って思ってしまうくらいきいてくるかもしれない。
本当に無念だし、大事な娘を失ったお母様にはかけられる言葉もありません。
単に男性から女性にっていうパターンだけじゃないと思う。
母親が娘に、妻が夫に、友達が友達に。
元気だと、ついつい笑って、全然痛くないぞ〜!って返しちゃう。
全然痛くない、もっといって〜っていう方がかっこいい気がするから。人に好かれるような気がするから。
いちいち痛いよ!っていうのは弱さのような気がするから。
でも傷はついてる。確実に。
傷つけられることに慣れちゃダメだ、と思う。
痛くない痛くない、全然痛くないよ、って笑えなくなってくる日がきっとくる、耐え続けたら。それじゃ遅すぎるかもしれない。
また傍観者になっちゃダメだ、と思う。
誰かが傷つけられていたら黙ってちゃダメだ、と思う。
「ひどい!」
「今の時代そういうこと女性にいっちゃダメなんですよ。」
「人格否定はやめません?」
Enough is enough.
上記リンク先のビデオ見ていただけるとわかりますが、オバマ大統領夫人マジで怒ってます。
力がある人が(女性・男性関係なく)ダメなものはダメ、とはっきりとしたメッセージを送り続けることの重要性を感じます。
子供が大人になった時には、こんな記事を書く必要がない世の中になっていたらいいな〜。
*後日追記:篠田真貴子さんという方が大事な部分を日本語訳されているようです。とてもいい訳だと思うのでこちらも載せておきます。