今日も空が広い

アメリカの片田舎から思いつくままに…

またまたいじめについて。。。

なんかまだいじめのことをじくじく考えています。。。。
この問題、頭にこびりついて離れない。。。

なのでちょっと目先を変えて考えてみたいと思います。

いろいろないじめの体験談を読むと、「いじめ」と一言にいってもかなりバリエーションがあるとようです。かなり軽いものから、こりゃ明らかに犯罪だろう!!なところまで。 ひどいもの対しては、「いじめ」という言葉を使わず暴行や恐喝などより的確な表現を使うべきだというコメントもみました。

確かに。

「いじめ」の定義が曖昧でかつ範囲が広すぎるのも問題の一部な気がする。

もちろん被害を受けている本人が「私はいじめられている」と感じればそれは当然「いじめ」だとは思うけど、「無視されている」と、「売春を強いられている」というのが同等に扱われるのは問題のような気がします。


ということであれば、いじめをレベル別に考えるのもありでは?
まず問題に取り掛かる前には、きちんとした現状把握が必要だと思うので。


例えばたたき台として、いじめのレベルを3つに分けるとする。



いじめレベル1
一部の生徒が無視する。あだ名をつけてからかう。悪口を言う。(痛くない程度に)軽くものを投げる。


いじめレベル2
クラス全員が無視する。持ち物を隠す・壊す。待ち伏せしてたたく、殴る。


いじめレベル3
あざになるほどの暴行。恐喝。強制売春。
(どう考えても犯罪!)


そして、先生は、「私いじめられています」と生徒が言ってきたら、どのレベルかを図るように、定式化された問診表をベースに生徒と対話する。またレベルごと、学年ごとでその対策も大まかにきめておく。(レベル3であれば、学校が警察に通報もありだと思いますが。。。)


レベルによっては、保護者に対応してもらうというのもありではないかと思います。その際もレベルが分かれているほうが説得しやすいのでは。

例えばいじめている側の保護者として学校に呼ばれた場合、たぶん一番の反応が、「まさかうちの子が」ではないかな、と思います。報道されている「いじめ」はとんでもなくひどいものが多いので、そんなことがうちの子にできるはずがない、と思ってしまう。そのとき先生が、


「いやいや、まだ確認されているいじめはこの図でいうと、レベル1のいじめで、ひどいものは確認されておりません。もしかしたら、相手の子に不満に思うなにかきっかけがあったのかもしれません。

ただいじめられている子は嫌がっており、一番大事なことは、レベル2、3とエスカレートさせないことです。そのためには、早めに大人がビシっとした態度をとることがとても大事です。何卒ご協力お願いいたします。」


みたいな??



ついつい、いじめ問題を語ると、いかにしていじめをなくすか、みたいな議論になってしまう気がしますが、私は本当のゴールは、学校と親、学校と子供たちの間に強い信頼関係を築くことだと思います。特に今、学校に対して不信感が蔓延している中、うちの学校ではこんな仕組みづくりをしてますよ、とどんどん学校にアピールしてもらいたい。